まちの縁側物語
ウメさん 「やだよ〜。なんでこんなとこで編物なっかしてるんだ」
ハナさん「これは私のじゃねえんだよ。編んだら福祉に寄付するんだよ」「公民館に月1回集まってみんなでやってるんだよ」
とニコニコ楽しそうにしています。

ウメさん「やだやだ。私はひとり暮らしで人のこと、どこじゃなえよ」
「介護保険もあてにならねえし。」
「ヘルパーさんだって来たってこれはできない、あれはできないばっかじゃねえか。
だから、ヘルパーもやめてもらったよ」「電球が切れて、真暗の中でいるんだ。東京にいる、息子がこんど帰ってくるまで何にも出来やしない。
この頃足が痛くて、雪なんかふちゃって、困ったわ。ゴミも出せねえし、人のことどこじゃない。」