まちの縁側物語



■待合室にはハナさんが待っていました。

 

ハナさんとウメさんは若い頃婦人会の役員をやって、顔なじみでした。

ハナさん「ウメさんたっしゃでやってたかい?

混んでるからねー。1時間も待たされているんだよ。」

と言いながらせっせと編み物をしています。

ウメさん 「やだよ〜。なんでこんなとこで編物なっかしてるんだ」

ハナさん「これは私のじゃねえんだよ。編んだら福祉に寄付するんだよ」「公民館に月1回集まってみんなでやってるんだよ」

とニコニコ楽しそうにしています。