いのちのシンフォニー「2001年の樹」
制作発表会開催
8月5日(日)


↑組曲「いのち」の製作意図を説明 ↑総合プロデューサーの内山氏より熱い思いが発表された ↑メイン合唱団による「めぐるいのち」の曲が披露されました

いのちのシンフォニー
「2001年の樹」

《テーマと内容》  いま、人のいのち、小さな生き物のいのち、森のいのち、水のいのちなど、地球上の「さまざまないのち」が傷つき、病んでいます。このドラマは、17歳の少年の心の葛藤を軸に、生きることの意味を問い直し、悠久のときを生きる『2001年の樹』との対話を通して、いのち輝く社会実現へ向けてメッセージを発信しようというものです。  ステージは、「いのちの歓び」「迷えるいのち」「さまざまないのちの輝き」「めぐるいのち」の4部構成で、市民から募集した詩をもとに作った組曲「いのち」の合唱とともに、バレエ、車椅子ダンス、童あそび、外国人の踊りなどのパフォーマンスがステージいっぱいに展開します。「いのちの精」はアートパラリンピックで大賞を受賞した倉石太次郎氏。合唱、役者をはじめ、出演者、スタッフすべてがこの作品づくりのために集まった市民ボランティアの皆さんです。
いのちって何
人はなぜ生きるのか
そして、何処へ行くのだろう・・・
《あらすじ》 2001年生きてきた樹。その樹の周りで今日もさまざまないのちが生まれている。 ある日、ひと組の夫婦が生まれたばかりの息子を抱いて樹の前にやってくる。 幼い頃遊んだ思い出の樹の前で、親になったばかりの夫婦は子どもが生まれた喜びを語る。「自分らしく、おおらかに、普通に育ってくれればいい」と吾が子への思いをこめて、息子に大樹と名付ける。 17年後、少年となった大樹が人を刺してしまう。動揺する夫婦。「普通に育ってくれれば・・・」というささやかな願いを打ち砕かれて親としての自信をなくしていく。 一方、少年も自分がなぜこんなことをしてしまったのかと苦悩する。 「俺って何なんだ。どう生きればいいんだ」と。悩む親子に「いのちの精」の舞踏は見えない。呼びかけも聞こえない。疲れ果てた少年に「2001年の樹」が語りかける。 「お前のまわりには様々ないのちが輝いている。その一つひとつと繋がってお前は生きておるのじゃ」と。 大人になった大樹が再び「2001年の樹」の前に立つ。 樹は大樹に「めぐるいのち」について語り始める。

■いのちの精   倉石太次郎
■17歳の大樹  関廣貴
■樹の精の語り  久保山国幸
■舞踏  白鳥バレエ学園
★歌 メイン合唱団・フィナーレ合唱団(いずれも市民参加の合唱団です)

Staff

■総合プロデューサー(構成・演出) 内山二郎
■音楽監督 組曲「いのち」の詩作曲・作詞監修 鳥海和美
■舞踊監督   塚田たまゑ